2010/10/02

名古屋市リコール署名43万人突破、“序曲”が演奏された

名古屋市の河村たかし市長がめざす市議会の解散請求(リコール)に向けた署名運動は、27日で終了した。

今回の署名運動は、市長がすすめる市民税10%減税の恒久化や議員報酬の半限などに議会が反対していることから、市議会リコールの住民投票を実施する“序曲”。

支援団体「ネットワーク河村市長」は、9月30日、署名数が43万4千人を上回ったと発表した。

今後、有効署名かどうか市内各区の選挙管理委員会(選管)で精査される必要がある。

支援団体は、10月4日に、署名簿を各区の選管に提出する。

支援団体は、当初から、署名のうち15%程度は、氏名の重複などで無効になると見込んでいた。このため、43万4千人のバー(署名数)を設定していた。

バーはクリアし、河村たかし作曲の「リコール」交響曲の“序曲”が演奏されたかたちだ。

今後選管による精査をへて、法定数36万5795人を上回り、リコールを問う住民投票が実施される可能性が高くなった。

ちなみに、政令指定都市でのリコールが成立した前例はない。したがって、成立すれば、史上初となる。

名古屋市在住PIJ会員