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<title>PIJ Web BLOG</title>
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<pubDate>Wed, 03 Jun 2026 17:52:30 </pubDate>
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PIJ Web BLOG - RSS 2.0 (Really Simple Syndication).
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<title>日本の基礎体力回復なしに、円安は止まらない、止められない</title>
<link>http://www.pij-web.net/blog/article.php?id=196</link>
<pubDate>Wed, 03 Jun 2026 17:52:30 +0900</pubDate>
<description>● 円安が止まらない、止められない
財務省・日銀は4月以降、11.7兆円を投じて円買い介入した。それでも円は再び160円に迫った。円安は止まらない。外国為替介入が生活者を守る効果には、大きな疑問が残る。
円安の根本原因は、日本の基礎体力の低...</description>
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<![CDATA[<p>● 円安が止まらない、止められない</p>
<p>財務省・日銀は4月以降、11.7兆円を投じて円買い介入した。それでも円は再び160円に迫った。円安は止まらない。外国為替介入が生活者を守る効果には、大きな疑問が残る。</p>
<p>円安の根本原因は、日本の基礎体力の低下だ。政府債務はGDPの260％超。金利が1％上がれば、利払いは数兆円増える。日銀は国債の半分以上を抱え、出口が見えない。潜在成長率は0〜1％台で、利上げに耐えられない。</p>
<p>市場の見方は明確だ。「日本は利上げできない。だから円は弱い」。外国為替介入を繰り返しても円安は止まらない。原油も輸入品も高騰する。物価高が止まらない、止められない。にもかかわらず、消費税減税も遅々として進まない。生活者の懐具合はますます悪くなっている。</p>
<p>国力が落ちているのに、為替だけ支えても無理だ。介入は衰えを隠す厚化粧にすぎない。抜本策にはならない。　</p>
<p>● 過去には「十兆円規模の含み益」？</p>
<p>外為特別会計（外為特会）は、介入で差益が出ることがある。損益は為替水準と外貨の評価額で決まる。2011年の14兆円介入では、円安が進んだ。75円から100円超へ動いた結果、約10兆円の評価益が生じたとされる。これは制度の副産物だ。 政府は「利益目的ではない」と説明する。だが、構造は民間なら完全に“投機”だ。</p>
<p>しかも政府には、その結果を公表する義務がない。4月から5月末の11.7兆円の投機的介入の結果も不明だ。物価高に苦しむ生活者がおこぼれを得たという実感もない。</p>
<p>外為特会は依然としてブラックボックスだ。明らかに財政民主主義の欠陥である。</p>
<p>● 役所御用達を求めるのではなく、民間活力の最大化</p>
<p>高市政権は昨年11月、17分野の成長戦略を決めた。規制緩和や大学改革も含まれる。今後は「骨太」に反映され、実行される見通しだ。</p>
<p>しかし、その手法は役人社会主義的だ。中国の「中国製造2025」に近い。国家社会主義的な発想である。要するに、役人主導の“日本株式会社”の焼き直しだ。これでは民間活力の向上は期待しにくい。そもそも、日本のような島国が大陸国家のモデルを真似ても成功しない。</p>
<p>高市政権には、「成長は民間が生む」という視点が弱い。1980年代の技術革新を主導したのは民間企業だった。だが、今回の戦略は役所が監視役、上から目線だ。企業も教育機関も役所御用達として生きることを強いられる。これでは革新は起きない。</p>
<p>必要なのは、民間活力を最大化する環境づくりだ。それに、人口減が深刻なのに、外国人排斥では労働力も消費も確保できない。日本の基礎体力を回復させなければ、円安は止まらない。止めることもできない。このままでは、日本は着実にしぼむのではないか。</p>
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